【マギル卒業生が語る!】カナダ・マギル大学で大変だったこと

マギル大学、mcgill university

私はマギル大学(McGill University)という、カナダのケベック州モントリオールにある大学を卒業しました。

日本の大学には通ったことがないので、日本とカナダの大学を比較することは難しいのですが、カナダで大学生をしていて大変だったな~と感じたことを今回はまとめてみようと思います。

とは言っても、私が大学生をしていたのは20年ほど前なので、現在の大学生の皆さんとはかなり違う部分があるかも。

それに、完全に私の主観で書いてしまいますので、必ずしも当時の留学生のみんなが100%そう感じているとは限りません。どうかその点をご了承いただければと思います。

もしこのブログを読んでくださっているあなたが、モントリオールのマギル大学に少しでもご興味がありましたら、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

大変だと感じたことをどのように克服していったかも、併せてお伝えします。

りこちゃこ

  • 高校卒業後に渡加
  • ケベック州モントリオールにあるマギル大学を卒業
  • 心理学、東アジア研究、言語学、論理学、フランス文学、音楽、イタリア語、中国語などを受講
  • 学位は Bachelor of Arts を取得
  • 英検1級、TOEIC 985点取得
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マギルの大学生活を送る上で大変だったことTOP 3とその理由

私はマギル大学が要求する英語力の基準を満たして入学することはできましたが、英語力だけでは、大学の授業についていくことは到底不可能でした。

大学生活で大変だったことTOP 3は以下の通りです。

*上記青字をクリックすると読みたい部分へジャンプできます。

第3位からひとつずつお話ししていきますね。

【大変だったこと第3位】少人数でディスカッションすること

大きな規模の講義なら少ないのですが、少人数のクラスだと、「グループになって話し合い、誰かが発表する」みたいなことがあるんですよね。

もちろんマギル大学に限ったことではなく、日本でも授業の中でディスカッションしたり、発表する機会はあると思います。

だけどこれを、ネイティブ相手にネイティブの母国語(要は英語)でやるというのは、こちらにとっては完全に不利じゃない??え、絶対不利だよね?

……とか、一瞬そういうことを思いながらも、マギルに入学したのは自分の意思なので、もう仕方ないですよね。

自分で選んでそういうことになってるわけだから。

なんとか頑張って、必死についていくしかない。

でもネイティブの子たち、話すスピードが本当に早いんです。

入学したばかりの頃はすっごく緊張していました。

「間違ったこと言っちゃったらどうしよう」とか、

「英語が通じなかったらどうしよう」とか、

「外国人である私の話なんて聞いてくれるのかな」とか、

そんな不安でいっぱいでした。

最初はすごく無口だったから、カナダ人の子に「あなたとっても静かね」とか言われちゃって。

何にも言わずに黙っていると、「意見や主張のない人なんだ」って思われて、どんどん話が進んでいってしまう。

何度かこういう経験をしていくうちに、ある時私は「これではいけない!」と思いました。

せっかく授業を受けているんだから、自分も何か意思表示しないと、大学にいる意味がないですもんね。

だからある時、勇気を出して、ネイティブの子に質問を投げかけてみたんです。

すると、”Oh, that’s a good question! Thank you.” と言ってもらえて、それまで張りつめていた気持ちや緊張がほぐれるのを感じました。

それ以来、少しずつ発言も多くなっていったように思います。

ディスカッションの時は緊張もするし不安でいっぱいだったけど、他の人たちは私の英語力なんてこれっぽっちも気にしてなかったんだな~という印象。

みんな、留学生や英語を母国語としない学生には慣れている感じ。

それに何より、みんな自分のことで精いっぱい!

ディスカッションする上で大事なのは、疑問を投げかけたり自分の意見を言ったりすることで、話し合いに参加する、自分を表現する、熱意を示すということ。

そういったことが非常に重要なんだと感じました。

スピーキング力を高めるためにりこちゃこが実践していたこと

私がスピーキング力(および語彙力)を高めるためにやっていたことは、ディスカッションやプレゼンテーションなどの時に、ネイティブの子たちの発言をよ~く聞き、真似をすること

役立ちそうなフレーズをメモしておいて、あとで見返し、ひとりの時間によく発声練習していました。

そして実際にそのフレーズをネイティブ相手に使ってみて、徐々に自分が使う英語表現のひとつにしていきました。

りこちゃこ

アウトプットが大事。

ディスカッションの流れやスピードについていけないと、結局何も言えずに終わってしまいます。

授業の外でもどんどんクラスメイトや先生に話しかけて、自分のスピーキング力を確認し、自信をつけるようにしていきました。

【大変だったこと第2位】膨大なページ数の教科書を読むこと

Mcgill University、カナダの大学、モントリオール

りこちゃこがマギル大学に通っていた当時、Fall Semester と Winter Semester (秋学期、冬学期)がありました。

ちなみに2023年の秋学期は、8月30日が講義の初日、12月5日が講義の最終日となっています。冬学期は2024年1月4日が講義初日、4月12日が講義最終日です。

りこちゃこ

「学期」は term とも言います。fall term, winter term のような感じで使います。

各学期とも、いくつか複数のコース(授業)を取ります。私は5~6個くらいとってたかな。

大変だったのが、読まされる教科書のページ数が膨大だったこと。

これは私が文系だったことも関係するのかもしれないし、受ける授業にももちろんよると思いますが、だいたいどの授業でも2~3冊は分厚い教科書を指定され、読まなければなりませんでした。

もし各学期においてコースを5つ取るとして、各コース2冊の本が指定された場合は合計10冊。

それだけでも多いのに、レポートを書いたり調べ物をしたりするので、それに必要な図書を何冊も読むことになります。

授業が終わっても課題があるので、英語で書かれた教科書とずっとずーーーっとにらめっこ。

ほんっとに頭がパンクしそうでした。

りこちゃこ

上の写真の教科書は、私が大学時代に実際に使っていたものの一部です。
あまりに使いすぎて、もうボロボロ……

各授業のためにどの教科書を買えばよいかは、学期の初めに授業で配られる Course Syllabus (コースシラバス)で確認できます。

Course Syllabus というのは、その授業の概要が記載されているもの。

授業は何曜日の何時から何時までか、教授は誰か、授業の目当てや目標、内容はどのようなものか、課題にはどんなものがあるか、教科書はどれを用意すればよいか……などなど。

そしてこの Couse Syllabus を持って、学生たちは McGill Bookstore に教科書を買いに行ったものでした。

りこちゃこ

学生にとっては教科書1冊が結構高かったです。

この McGill Bookstore 、私が大学生だった頃は McTavish Street にありましたが、お引越しして現在は Sherbrooke Street にあるようです。

英語で書かれた教科書を読むときに、りこちゃこが気を付けていたこと

授業で使う教科書には専門用語がたくさん出てきます。

でも、英語で理解できないからといって英和辞典を使って調べても、たいてい理解できません。

それは、たとえ日本語に訳しても、結局のところ専門用語だから(笑)!

日本語でも初めて目にする単語であることがほとんどでした。

ですので、仕方ないからもうそのまま英語で覚えて、理解するようにしていました。

その方が授業にもついていきやすいですし。

専門用語以外については、英文の中でわからなかった単語やフレーズに下線を引き、そのページの余白(文章の右または左にある、空いているスペース)に日本語で意味を書くようにしていました。

でも、あくまでメモ程度に

決して、その単語やフレーズの真上や真下などの近いところに日本語を書かないようにするのです。

書いてしまうと、日本語訳がすぐ目に入ってしまって、英文を読む際に邪魔になります。

頭の中でいちいち日本語を呼び起こすことになってしまう。

私は、下線を引いた単語やフレーズの意味をどうしても思い出せない場合にのみ、余白にメモしておいた日本語訳を見るようにしていました。

【大変だったこと第1位】「ペーパーを書くこと」

堂々の第1位は、ズバリ!「ペーパーを書くこと」です!!!第1位はこれしか考えられません!!!

「ペーパー」とは?

「ペーパー」というのは、小論文/レポートのようなもので、「エッセイ」と呼ばれることもあります。

簡単に言ってしまえば「作文を書くこと」みたいなイメージです。

英語で表記すると、paper / essay ですね。(そのまま!)

大変だったこと第2位「膨大なページ数の教科書を読む」の時にも書きましたが、学期の初めに配布される Course Syllabus(コースシラバス)に、その授業の単位を取得するために提出が必要な課題が記載されます。

その中に、”Term paper” と書いてあれば、指定されたワード数で指定の期限までに「ペーパー」を書いて提出しなくてはなりません。

もちろんパソコンで作成します。

ペーパーは大学の授業には付き物であり、ほぼ、避けては通れません。

私の学部 Arts でも、心理学や言語学、歴史の授業などでペーパーをいくつも書かなければなりませんでした。

ひとつの授業で1~2つであれば少ない方。学年が上がるとペーパーの数が増えたり、1つのペーパーに対する指定のワード数が増えたりして、とても大変でした。

中には稀に、ペーパーを提出せずに済む授業もありましたが、その場合は他の課題があり、それはそれで困難でした。

「ペーパー」のアクセント

余談ですが、ここで少し「ペーパー」のアクセントについてお話ししますね。

英語で発音する時には、paper の “a”の母音にアクセントを置きますが、日本語で「ペーパー」と言う際には、上から下に音が下がるのではなく、ほぼ平坦になります。

つまり、「ぺー」も「パー」も、同じ調子で発音され、音がほとんど上下しない感じ。

一般的に日本語で「トイレットペーパー」と発音する際の「ペーパー」と異なります(笑)。

りこちゃこ

説明が下手でごめんなさい!

アメリカの大学やカナダの他の大学に通う日本人留学生たちも同じようなアクセントで「ペーパー」と言っているかどうかは不明ですが…。

少なくとも、マギルに通う日本人留学生たちはみんなこのアクセントでした。

なぜペーパーがそんなに大変なのか

私が「ペーパー大変!」と感じる主な理由は以下の通りです。

  • ペーパーを書くことに慣れていない
  • 英語で議論を展開することが難しい
  • 文章を作成することに対して、すでに気が重い

書かなくてはならないペーパーのボリュームは授業によって異なります。

指定のワード数は、少なければ1000~2000くらい、多いと5000またはそれ以上の時もあったと思います。

この指定のワード数を守りながら、与えられたテーマに沿って、英語で「自分の主張をまとめる」「議論を展開していく」のがペーパーです。

主張をまとめると言っても、ペーパーでは単に自分の思うがままに文章を書き連ねていってはいけません。

「ペーパーの書き方」というのがありますので、ある程度それに沿ったものでないと、せっかく課題を出しても点数を取るのは厳しくなります。

ペーパーが大変だった主な理由は上記①~③の通りですが、「ペーパーを書くことに慣れていない」というのがやはり一番大きいと思います。

カナダ人や英語を母国語とする学生たちは、たいていの場合、中学・高校を通してペーパーを書く練習をしてきているので、ある程度の経験があります。

でも日本人留学生の場合、ほとんどの人は英語で小論文など書いた経験がありません。

たとえ素晴らしい英語力があったとしても、ペーパーの書き方を知らなければ書けないので、まず、その書き方を最初に学ぶ必要があります。

ペーパーを書くことに慣れるために、りこちゃこがしたこと

「なんだそんなことか」と思われるかもしれませんが、私は、とにかくペーパーの書き方を学び、ペーパーを書く機会を強制的に増やしました。

マギル大学には、Academic Writing Course という授業があり、ここでペーパーの書き方を詳しく教えてもらうことができたのです。

この授業は2種類あって、ひとつは、英語を母国語とする学生のためのライティングコース、もうひとつは、英語を母国語としない学生のためのライティングコースでした。

私はまず最初に英語を母国語としない学生のためのコースを取り、ペーパーの書き方を必死に練習しました。

週に1回くらいのペースでペーパーの課題が出たのですごく忙しかったのですが、提出するたびに添削してもらえるのでどこをどう直せばいいかもわかるし、ものすごくやりがいがありました。

私は、文章力や文章の構成力、説得力のある書き方をもっと学びたいと思い、教授に相談したところ、ライティングコースをパスした次の学期に、ネイティブの子たちが受けるライティングコースの受講を許可してくださいました。

そして、そこでもペーパーを書いて書いて、書きまくりました!!!

りこちゃこ

ペーパーの課題って、聞くだけで本当にしんどいけど、書けば書くほどライティングスキルがアップして、ペーパーに対する抵抗感がなくなるので、とにかく書く回数を増やすことが大事です。

マギル大学の Academic Writing Course は選択授業の一つとして取ることができ、単位取得にもつながったのでラッキーでした。

【さいごに】カナダの大学生活はやっぱり大変!でも充実感100%!

今回は、マギル大学生活を送る上で私が大変だったと感じたことと、その理由3つをお話ししました。

いま思い返してみても、すごく忙しくて大変な毎日でした。

ペーパーなんて、泣きそうになりながら徹夜で無理やり仕上げたり、夜遅くまで友人とカフェで勉強したり、さまざまな思い出がよみがえります。

ディスカッションすること、教科書を読むことも、ペーパーを書くことも、どれもしんどかったのですが、少しの工夫や挑戦で、少しずつでも自分を高めることができたんじゃないかって、今は思っています。

とにかく、やるっきゃない。

私がやってみたことをまとめると、以下の通りです。

  • ディスカッションでは意思表示が大事!ネイティブの発言をよく聞いていて、自分にも使えそうなお役立ちフレーズをメモ
  • わからない英単語やフレーズは辞書で調べる!日本語訳を教科書の中に書く場合、余白にメモ程度に記す
  • ペーパーの書き方を知らなかったら書けないのは当然!書き方を学ぶ、教えてもらう、そしてたくさん書く

大学生活を通して感じたこと、挑戦したこと、経験したことは他にもいろいろあるのですが、一番はやっぱりペーパーかな。しつこいですが(笑)!

マギル大学については他の記事にも書いていますので、もしよかったらご覧ください。

この記事が少しでもどなたかのお役に立てますように…。

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