モントリオールって、本当に食文化が豊かで、さまざまな国のカフェや料理店がたくさんあります。
カナダの代表的な食べものだけでなく、ヨーロッパの料理や中国、韓国、台湾、ベトナムなどのアジア料理まで、本当にいろいろ。
モントリオールには世界各国から移民として渡って来る人たちが多く、それぞれの国の料理をとても気軽に、手軽に楽しめます。
それも、モントリオールの魅力のひとつですよね!
私、りこちゃこがモントリオールに住んでいた時にも、ポーランドから移住してきたという人に何人か出会いました。
ポーランド人の学生もたくさんいましたよ。
そして、彼女たちにおすすめされた料理店がこちら、Stash Cafe です。
お店のウェブサイトを見ると店内の写真が見られます。
テーマカラーはポーランド国旗にもある赤なのかな。
ずらりと並ぶ木製らしきのテーブルや椅子と、各テーブルに備え付けてある赤くて丸っこいランプシェード。
とっても魅惑的です。
Stash Cafe があるのはオールド・モントリオールのエリア
歴史を感じさせる建造物と美しい街並み
Stash Cafe はオールド・モントリオールと呼ばれる旧市街エリアにあります。(フランス語だと Vieux Montreal)
1641年にフランスのショメディ・メゾヌーヴにより家屋や道路の建設が開始され、1642年からフランス人が入植し始めたオールド・モントリオール。
ダウンタウンからは徒歩で25~30分ほどです。
たったそれだけしか歩いていないのに、現在から過去へタイムトリップでもしたかのように、周りの景色がガラッと変わってしまうのがこのエリアの見どころ。
中世のような雰囲気、歴史を感じさせる数々の建物と建築、石畳の道。
モントリオール・ノートルダム大聖堂も美しく、セント・ローレンスの川沿いを歩くのも楽しいし、味わい深い。
お天気のいいお昼にこのエリアを散策するのも気持ちがいいのですが、夕方や夜には建物がライトアップされて、またひと味違った雰囲気を楽しむことができるんです。
Stash Cafe はそんなオールド・モントリオールに佇むレストラン。
もうね、本当にぜひ行ってみてほしい!!!おすすめです!!!
①所在地
住所:200 Rue Saint-Paul O, Montréal, QC H2Y 1Z9
地下鉄:Place-des-Arts (プラス・デ・ザール)という名前の駅で降りてお店まで歩くと駅から約16分
Place-d’Armes (プラス・ダルム)駅で降りると、徒歩約8分です。
バス:乗車するバス停によって降りるバス停が異なりますが、De la Commune (ド・ラ・コミューン)と De Callière (ド・カリエール)通りの交差点で降りるバス停からは徒歩1分。
個人的には、ダウンタウンからオールド・モントリオールまで、景色の変化を楽しみながら歩いてお店まで行くのがおすすめかな。
②営業時間
月曜 17:00 ~ 22:00
火曜 定休日
水曜・木曜 17:00 ~ 22:00
金曜・土曜 12:00 ~ 23:00
日曜 12:00 ~ 22:00
Stash Cafe の歴史と名前の由来
Stash Cafe は、1972年にスタニスワフ・プルシンスキ(Stanislaw Pruszynski) という人が立ち上げたそうです。
お店の名前である “Stash” は、「スタニスワフ」を略した呼び名なのだそう。
Stash Cafe は最初、芸術家が集まるようなフリーマーケットにあり、次第に人気のあるレストランに成長しました。
より大きなスペースが必要となった Stash Cafeは、モントリオール・ノートルダム大聖堂の隣へお引越し。
しかし1978年に大聖堂で火事が発生し、お店はまたまた移転することになりました。
そして、やっと落ち着いたのが現在の場所、サン・ポール通り。
お店のオープン以来、所有・経営しているのはポーランド人女性たちだそうで、何年経っても変わらないポーランドの家庭料理を忠実に再現してくれています。
Stash Cafe のメニュー
メニューの種類
スープ、前菜、一品料理、定食(コースメニュー?)、ブランチメニュー、デザートがあります。
ここでは、スープとコースメニューについてお伝えします。
①スープ
Soups スープ | 値段(小/大) |
---|---|
Barszcz soup 赤いビーツスープ | 4ドル/5ドル |
Zurek soup ソーセージの入った酸味のあるスープ | 8ドル/12ドル |
Ogorkowa soup ディルピクルスと野菜のスープ | 8ドル/12ドル |
Chlodnik ビーツとキュウリの冷製スープ | 8ドル/12ドル |
Flaki soup 伝統的な牛肉のトライプのスープ | 11ドル/18ドル |
スープの種類がとても豊富。中でもおすすめはビーツのスープです。
ビーツって、こちらの画像の野菜ですね。
ポーランドのビーツのスープは本当に赤くて、最初びっくりしました。
でも飲んでみると酸味があってさっぱりしていて、すっごく美味しい!!
ビーツという野菜自体はそれまで全然食べたことがなく、私は少し敬遠していました。
しかしこのスープは衝撃的!!
一口飲んだらビビッと来ました、私には!
日本では味わったことのない美味しさで、クセになる!!!
②コースメニュー
前菜から1品選んだもの、ハーフサイズのデザート(フルーツの乗った焼き菓子)、珈琲または紅茶がセットになっています。
Table d’hote コースメニュー | 値段 |
---|---|
KIELBASA ポークソーセージとザワークラウト | 33ドル |
MENU DU DEBUTANT ビゴス(伝統的な煮込み料理) | 35ドル |
SZNYCEL WIEDENSKI シュニッツェル | 37ドル |
CANARD ROTI リンゴやプルーン、白ワインでローストしたアヒル | 45ドル |
私はポークソーセージとビゴスのコースメニューをいただいたことがあります。
どちらもボリュームがあって、お腹いっぱい!しかもその後にデザートと珈琲(または紅茶)も付いてくるから満足感100%!
ただ、ポークソーセージに付いてくる(付け合わせ?)ザワークラウトは人によって好みが分かれそう。
これですね、ザワークラウト。
一言でいうと、酸っぱい。私は好きです。
ビーツのスープもジュレック(Zurek)もそうだけど、ポーランド人って酸味があるのがお好きなのかしら。
ビゴス。
こちら、あくまでもイメージ画像なのですが、ビゴスってこんな感じの煮込み料理だったと思います。
さいごに
建物も街並みも美しいオールド・モントリオールにある Stash Cafe。
「モントリオールに来てポーランド料理?!」と驚かれるかもしれませんが、バラエティ豊かな食文化を持つモントリオールではそれほど珍しいことではないのです。
いつもと少し違った西洋料理も味わってみたい方には、Stash Cafe はとてもおすすめ!
ポーランドの家庭的な雰囲気に包まれながら、お料理を楽しみ、旅の疲れを癒してみてはいかがでしょうか。
お店は22時(金曜・土曜は23時)まで営業しているので、夜のオールド・モントリオールの風景も一緒に、満喫していただけたら嬉しいです。
こちらの記事がどなたかのお役に立ちますように。
それではまた…
I hope you are having a wonderful day today!
以下の記事では、りこちゃこおすすめのカフェを紹介しておりますので、是非一度ご覧になってみてください。
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